金属バットの小林・友保、ご両人のボケの特徴(マジで憶測)
金属バットのネタの第一印象として「正体不明感」みたいなものがありますが、その一因としてタイプの違う様々なボケが見境なしに(でも繊細に)詰め込まれていることが挙げられると思います。そしてそれこそが、金属バットが「M-1の擬人化」こと笑い飯に似た印象を与える原因でしょう。
そしてもちろん、両コンビがこのようなネタを作れたのは、どちらもコンビが二人ともボケられたからでしょう。
このメモでは、平場の雰囲気からなんとなく想像されるご両人のボケ方の特徴から、実際のネタの中のボケがどちらが作ったかをバカみたいに憶測します。僕がもっと平場見ればもうちょっとちゃんと推測できるかもしんない。
友保の才能ばかりが取りざたされるけど、やっぱりコバちゃんだって雑魚じゃないとわかってもらえるきっかけになるかも。
小林のボケの特徴
過激なライフハック
例)
YouTubeの違法アップロードに群がるキャンホイたちからたまに聞かれる「時たま知性が見える」みたいな意見は、このタイプのボケから感じられることがあるでしょう。これはおそらく読書家の小林が考えている気がします。
初期ネタに見られ、ネタ冒頭に置かれることでつかみとして機能します。また、このボケの内容を友保が知りたがることがそこからの展開全体の大きなフリになります。
このボケが持つ殺伐とした印象は初期バットの持つ荒涼としたムードの形成に一役買っており、当時の金属に危険でアングラな香りを持たせています。
恐らくこのボケは二人が思春期を過ごしたゼロ年代のインターネットにあったアングラ感と、ゲームの裏技が盛んだった時代に育ったことで持つ「ギリありそうな抜け穴」のネイティブな感覚に由来すると思われます。
このボケはシンプルで味が濃いのに、実はネタ中に定型化して組み込んだのは金属が始めてじゃないかというボケのタイプであり、小林の最も偉大な功績の一つだと思っています(あくまで小林が考えていた場合の話ですが)。